講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。
今回は、11月20日に開催した、「連続講座『人材マネジメント~個を活かす『分化』と『承認』~『承認』とモチベーション」をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。
講座概要
講座名:
第29回「連続講座『人材マネジメント①』~個を活かす『分化』と『承認』~『分化』と働き方改革」
日時:
2017/11/20 (月) 10:30~12:45
講師:
太田 肇 (おおた はじめ)先生
同志社大学 教授
講座レポート
「分化」と「未分化」
世界各国と比較した日本企業の現状を振り返りつつ、今回のキーワードとなる「分化」の反対である「未分化」が日本の企業でどういう状態として起こっているのかということについて理解を深めていきました。その上で必要な「分化」がどういうものであるか、「分化」が組織にもたらす効果について具体例を交えながら、現実的な課題として、「分化」ができていない原因や組織の発展のために大切な「分化」をどう仕掛けていくのかということに講義内容が広がっていきました。「分化」というと縦割り、仕事の専門化と捉えがちですが、そうではなく「分化」の切り口はたくさんあり、その切り口を考えて変えてみるということが印象的でした。
グループワーク
後半のグループワークでは、事前課題であった「チームワークが機能しなかった事例と要因」について議論を深めることになりましたが、参加者それぞれの事例が多様でありつつも共通する組織課題を見出すことが出来たり、普段は接することのない業界の組織課題を知ることになったりと、話し合うことで組織や人の課題への関心がますます深まるものとなりました。 参加者は真剣に先生の講義内容のメモを取りつつ、自分の所属する企業の未来の組織のあり方やそれぞれの働き方の可能性に思いを巡らせていたのではないでしょうか。また、今育休中のママとしては、家族メンバーが増えて間もないということもあり、一番身近な組織である家族の「分化」について、考えるきっかけになる内容でした。
終わりに
今回の連続講座は、1回目と2回目の間に中間グループワークを設けています。そのためグループは参加者の住んでいる地域に合わせてグループ編成しており、課題を通して異業種のママ同士での交流を深めることができるというメリットもあります。次回講座で各グループワークの結果を発表し、太田先生のコメントをいただくことになっており、復帰後の現場でも活かせることが大いに期待できます。2回目講座は「承認」がテーマ、ますます次回が楽しみになり期待が高まる連続講座の1回目でした。