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活動関連 講座&イベントレポート

☆休校・自宅保育応援!特別企画☆「親子で学べるシステム思考」オンライン講座お試し版

講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。

今回は、5月1日に開催した「親子で学べるシステム思考」のオンライン講座お試し版のイベントをレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。

イベント概要

イベント名:
☆休校・自宅保育応援特別企画☆『親子で学べるシステム思考』オンライン講座お試し版

日時:
2020/5/1(金) 13:30~15:30
(オンライン講座)

講師
システム思想教育家 福谷彰鴻さん

 

講座レポート


新型コロナ終息の目途が立たず、休校・自宅保育を余儀なくされる親子のための応援企画として、「システム思考」というガチな内容を子どもが学ぶ時間と親が学ぶ時間をセットにしたオンライン講座を2020/5/1(金)にお試しで実施しました。

開催の背景

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、休校&自宅保育&配偶者の在宅勤務…など様々な状況が重なり、自分自身の時間を取ることができなくなった...いまは自身の学びの時間を取るなんて無理…と諦めている方々のために、今注目の「システム思考」というガチな内容を、子どもが学ぶ時間と親だけで学ぶ時間+オンライン見守り保育をセットにした、今のご時世だからこその企画を実施することを決めました。世の中には、コロナ応援コンテンツは数多くあるけれど、子が主役の学び or 大人の学びを対象にしたものが多く、親子で楽しめるものは、エンターテイメント系が多い印象でした。今回は、あくまでも親が休憩することが目的ではなく、親が罪悪感なく、学習意欲を満たすプログラムを提供することを目的としました。休校・自宅保育で精神的につらい状況のママ・パパの心を少しでも軽くしたい!元気にしたい!という思いで開催しました。

システム思考とは

「システム」という言葉を聞くと、IT系や理系の学問の印象を持たれる方も多いと思われますが、システム思考におけるシステムとは、相互に影響を与える関係性のことです。人や社会やものごとは相互につながりあっていて、関係性の中で存在しています。この「つながり」に着目して、個別のできごとや目の前の出来事といった「氷山の一角」だけにとらわれるのではなく、背景にある経緯、人の思考や感情、物理的な要素など、全体の構図に目を向ける考え方が「システム思考」です。

当日のレポート

 

システム思想教育家 福谷彰鴻さんによるシステム思考のワークを親子で体験。
第1部 『子ども向け(5歳~小6まで対象 )システム思考のワーク』
第2部 『大人向け(親対象)のシステム思考講義&ワーク』
親子で学ぶ初のオンラインイベントにプロジェクトメンバーも講師もドキドキでした。


第1部『子供が学ぶシステム思考』では、講師がそれぞれ子供たちの名前を呼んでコミュニケーションをとる場面で、講師も子供たちも初めてのことに少しぎこちない様子でスタート!子供たちにとって、画面越しの講師やお友達も少し不思議な感覚だったようです。まずは、『システム』という言葉からお勉強。子供に分かりやすく、おもちゃや手を使ってシステムの動きや考え方を教えてくださいました。その後、システム思考がよくわかる絵本「しあわせのバケツ」キャロル・マックラウド(著)を読んでもらい、子供たち自身の実体験とシステム思考を紐づけするようなワークがありました。心のバケツが満たされている時に親切システムが作動して、心のバケツが空っぽの時に意地悪システムが作動するという、とても子供に分かりやすい考え方を学んで、自身の体験談を交えながらシステム思考を体感することができました。中にはシャイな子供たちもいて、画面越しで発言するのも躊躇してしまったりする様子もみられましたが、オンライン授業に子供達も回数をこなすうちに慣れてくるのではないかと感じられました。
この学習を通じて、子供たちが自分たちの直面するさまざまな問題に対して、ただ感情的に反応するのではなく、一歩下がってものごとを客観的にとらえて話し合い、解決策を生み出していく、そんな習慣を育むことができる考え方を親子共々学ぶことが出来ました。

 

第2部『大人が学ぶシステム思考』では、氷山モデルに基づいてシステム思考のプロセスを学びました。普段私たちに見えているほとんどは「できごと」のみですが、一歩引いて見てみるとできごとは「パターン」の中で生まれていることに気づき、何かがどんどん増えていたり、減っていたり、あるいは同じことが何度も繰り返されていたり・・・この動きのパターンを生み出しているもの「システム構造」について、日常生活の中で起きている「問題のすり替り」についてグループごとに話し合いました。実例に基づき自分たちの直面するさまざまな問題に対して、すぐにたった一つの答えを導き出そうとするのではなく、多様な視点を考慮に入れながらものごとを話し合い、短期と長期の解決策を各グループで話し合いました。普段使ったことがないMural(オンラインホワイトボード)を使って、チームの考えをまとめてみましたが、操作に少し悪戦苦闘することに…。新しいツールに慣れるのに少し時間がかかりますね。
第1部にお子さんと参加されていた方々はより一層システム思考のプロセスがより理解しやすくなるというメリットも感じられました。

参加者の感想

 

・身近な事例に落とすことが、実は一番、体得するにおいて大切なことなのだと改めて思いました。
・こども対象のシステムの話を聞いた後で、大人のシステム思考の話で、わかりやすかったです。
・先生からもっと事例の話を聞きたかったです。 変化はトップダウンではなく、あちこちでリーダーが出てくるような事例をさらに聞きたかったです。 思考法としてはとてもしっくりきたので、もう少し学んでみたいです。
・親として知っておくべき理論でした。

最後に


今回、初のオンライン親子講座でしたが、新型コロナ感染拡大により多くの親子が普段とは違う学びや関わりを経験出来て、とても有意義な時間になったと思います。親子で学ぶという観点においては、新型コロナによる自粛中に「自宅」で、しかも「親子」でオンラインで学べるスタイルはとても効率の良い発想だったと思います。社会がますますオンライン化されていく中で、子供もオンラインに順応していき、親も隙間時間を活用しながら学ぶことが出来る親子オンライン講座はとても魅力的だと感じました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

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