講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。
今回は、10月27日に開催したリーダーシップ講座をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。
講座概要
講座名:
土曜・週末講座「世界基準のリーダーシップ ~グローバル企業に学び、日本で活かす~」
日時:
2018/10/27(土) 10:30~12:30
講師:
安渕 聖司先生
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社代表取締役社長
講座レポート
今回の講座は、安渕 聖司先生による土曜・週末講座「世界基準のリーダーシップ ~グローバル企業に学び、日本で活かす~」でした。
いつもの育休中のママパパに加え、育休復帰後やプレママパパも参加して、ちょっと違った雰囲気のぷちガチ育休MBA週末講座。今回はビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 代表取締役社長 安渕聖司さんを講師にお迎えし、本会場グランフロント大阪31階マイナビルーム、名古屋リモート会場にて開催しました。
世界を牽引するグローバル企業の現役トップが語るとあり、緊張が漂う会場にジーンズ姿の安渕社長がにこやかに登場。講義中には、トコトコと近寄ってきたお子さんに対し「未来のリーダーが来たね。」とお声をかけ、ユーモアたっぷりに会場の雰囲気を和らげてくださいました。
講座冒頭、「当社はカード発行業や貸金業ではなく、世界最大級のリテール電子決済ネットワークサービスを行う企業です。」安渕社長の快活な語り口で、「VISA」の紹介から講座は始まりました。世界を牽引し、世界基準のサービスを提供し続ける。グローバル企業の経営の特徴はどこにあるのでしょうか?
グローバル企業の経営の特徴
【「人」を中心とした経営】
これがCEOの最重要任務と安渕社長はおっしゃいます。「組織は入れ物。人に合わせて経営も職務も報酬も変える。新人研修にもCEOが直接関与し、優秀な人材は離職しても追跡し社外メンバーとして登用する(転職した人材は経験の幅が広く人脈も広いという考え)。」とのことでした。
【リーダーシップ、専門性、多様性を重視】
GE時代前任のないCEOに抜擢された際には、「CEOとは何をすれば良いのでしょうか?」と周りのCEOに聞き回り、自分で役割を決めたというエピソードには、グローバル企業の経営ダイナミズムを感じ取りました。
【ビジネスリーダーとしての役割と責任】~どのように達成するのか~
A・B・Cどれが良いですか?と提案があれば、「あなたはどうしたいの?」と、自分の意見を言う=リスクを伴うことをさせる。それがいい経験になる。後戻りできない“判断”はそんなに多くない、70%の可能性でGoを出しスピードを持って進めていく。いつも面談時間の倍の時間をかけて準備をする。
数々の安渕社長にとっては当たり前のエピソードに、参加者が聞き入り大きく頷く姿が多数ありました。
グループディスカッション
そして、週末講座でもやっぱりやります!ぷちガチならではの、パパも交えたグループディスカッション。
【グループディスカッション(1)】
安渕社長のおっしゃるグローバル企業の特徴と自分達の会社を比較し、その相違点や原因について意見交換を行いました。会社員、公務員、フリーランス、医者、様々な背景を持つメンバーとの意見交換では、普段家庭では交わすことのない会話で、パパの新しい側面に気づくママも多かったようです。
【グループディスカッション(2)】
組織のトップ・マネジメントと社員とのコミュニケーションの方法をブレインストーミングしました。ついトップ・マネジメントと社員とのコミュニケーションが疎になると考えがちでしたが、社内SNSの活用といった現代ならではの情報伝達方法で社員へ発信されていると気づきました。
【グループディスカッション(3)】
「自分は誰でどういう人なのか?」を念頭に1分間で自己紹介。この自己紹介を通して自分の中にゆるぎない軸・価値基準をもつことがグローバルな舞台で成功するカギのひとつであることを学びました。
終わりに
今回の講義では、人と人のつながりを重視した世界基準の経営の一端を知り、組織を牽引するリーダーシップの考え方に触れることができました。また、土曜日開催ということで大きいお子さんの参加も多く、5名の見守りボランティアの方にご協力いただきました。講座の後も安渕社長を囲んでのランチや親子で参加できるイベントで思い思いに楽しみ、ママパパが一緒にぷちガチMBAを体験する貴重な週末となりました。帰宅後には、「今から取り組めるリーダーシップってなんだろう。」と久々に夫婦で仕事に対する姿勢についての話をしてみたり。とても刺激的な一日となりました。
会場提供/株式会社マイナビ様、ドリンク提供/サントリーフーズ株式会社様 ご協力ありがとうございました!