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第41回「エフェクチュエーション」

講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。

今回は、10月9日に開催したエフェクチュエーション講座をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。

講座概要

講座名:
第41回「エフェクチュエーション」

日時:
2018/10/9(火) 10:30~12:45

講師
吉田 満梨(よしだ まり)
先生
立命館大学経営学部准教授

 

講座レポート


第41回目の講座は、吉田 満梨先生による「エフェクチュエーション」でした。
 

今回の講座のテーマは、成功している起業家が活用している思考法、エフェクチュエーションです。開催会場は、大阪、京都、名古屋、北関東の全4会場、大阪、名古屋会場は満員御礼となりました。各会場、参加者の熱気に包まれました。
大阪本会場に素敵な着物をお召しになった女性が、颯爽と登場されました。今回の講師である、立命館大学経営学部の吉田満梨准教授です。
吉田先生は大学コンソーシアム京都と早稲田大学の「きもの学」講師でもあります。なぜ吉田先生が「きもの学」の講師をされているのか?それは、先生ご自身がエフェクチュエーションを活用し、手持ちの資源(ex.きものが好き、マーケティング研究者である、○○さんを知っている等)を棚卸した結果生まれてきた仕事だそうです。日本ではまだまだ耳慣れない理論ですが、その具体的な活用法の説明により、一気に親しみが湧きました。
エフェクチュエーションについて腹落ちしてきたところで、グループワークで更に理解を深めていきました。

 

グループワーク①手持ちの資源を棚卸する

ワーク1では、事前課題ででた手持ちの資源(※)をメンバーと共有しました。互いの棚卸資料を読むことで、各々の人となりを理解することにつながり、後続のワークでの発展が楽しみとなりました。
(※)資源:1私は誰なのか 2何を知っているのか 3誰を知っているのか 4自分には属さないが、世の中や自組織の余剰資源

 

グループワーク②先ほど棚卸した手持ちの手段を使って「何ができるか」を考える

 

続いてのワークは、まさにエフェクチュエーション理論の醍醐味を体感するものでした。自分の持つ資源と、他の人が持つ資源との出会いにより、新事業のアイディアが生まれていきます。グループ内で「こんなことできそう!」、「それなら、このスキルも追加したら面白そう!」と、どんどん話が膨らんでいきました。
例えば、「保活情報に詳しいから、保活支援をするのはどうか」と提案したところ、「英語が出来る人」と「国際結婚をした人」「外国人コミュニティを知っている人」がおり、合わせたら「外国人向けの保活コンシェルジュ」が出来るという話で盛り上がりました。他者との相互作用により、格段に面白い事業案が生まれてくるのを感じました。

 

グループワーク③「何ができるか」を実践する上で、失敗による損失は許容範囲か 
許容範囲ではない場合、損失を小さくする方法はなにかを考える

新事業を始めるにあたり、事前に損失の程度を想定しておくことも重要となります。ワーク3では、ワーク2で出た事業案について、想定できる損失を挙げ、どの程度までであれば、許容可能かを考えていきました。リスクを考えると、事業遂行の足かせにもなりがちですが、各人が持つ資源が合わさることで、損失が最小限に抑えられ、チャレンジしてみたい!という前向きな気持ちとなりました。

ワーク後は、起業する際「資金がないことは、起業にとってはむしろメリットにもなる」という事例の紹介や、スティーブ・ジョブズ氏やわらしべ長者を例にした、行動とチャンスを生かすことの重要性などの話がありました。

 

 終わりに


今回、講座を終え、私の中での大きな変化は、起業に対し、非常に高いハードルを感じていたのが、私にでも起業出来るかもと思えるようになったことでした。子供を産み、育休をとることでキャリアダウンになることを心配している方もいらっしゃるかもしれません。でも、育児をしていても出来る仕事、むしろ、育児をしているから出来る仕事もあるはず!と気付きを与えて頂いた講義内容でした。
今後この理論が頭の片隅にでもあることで、職場内外において新たな事業を始める機会に出会った際、最初の一歩が軽く踏み出せるように感じました。

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