講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。
今回は、4月16日に開催した財務分析講座をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。
講座概要
講座名:
第35回 「1日で数字がわかる人になる!~会社でも家でも活かせる財務分析~」
日時:
2018/4/16(月) 10:30~12:45
講師:
赤坂 美保(あかさか みほ)先生
ぷちでガチ!育休MBAの発起人
運営法人(一社)スタディウィズ 代表理事
米国公認会計士
証券アナリスト
講座レポート
2,018年度最初の第35回目の講座は、ぷちでガチ!育休MBA発起人赤坂 美保先生による 「1日で数字がわかる人になる!~会社でも家でも活かせる財務分析~」でした。
米国公認会計士、証券アナリストの資格を持ち、東京、大阪、ニューヨークの事業会社や金融機関にて15年以上、財務会計や国内外M&A、経営企画に携わってきた経歴を持ちながら、二人の男の子を育てるパワフルママ! 情熱あふれる講義に会場は熱気に包まれました。
財務分析の基礎
今回は大阪会場と京都リモート会場に加え、関西以外でも講義を聞きたい!というニーズのもと、名古屋、仙台とも繋いで講義を行いました。画面越しだとなかなか雰囲気が伝わりにくいんじゃないか?講義の内容が分かりづらいんじゃないか?という心配もなんのその!それぞれの拠点とも意見交換をしながら一体感のある講義を実施することができました。
講義内容は単なる座学だけではなく、実際の生活・仕事に役立つ内容が満載。
前半は、財務分析の基礎と題してBS,PL,CFの見方を学びました。その後事前課題をもとにディスカッション。用意された財務資料を基に、架空の会社の買収案件を検討する、というお題。グループごとに各個人の分析の視点を意見交換し買収するか否か、またその根拠についてを共有し盛り上がりました。
事例をもとに学んだことは、経営戦略は数字に表れる、ということ。
利益の出し方や負債の持ち方も企業によって全く違うし、販売方法によっても利益率も違う。財務分析もただ数字を眺めるだけでなく、日々の企業活動と紐づけてみていくとそれぞれの会社の戦略や置かれている状況がより分かりやすくなる!という発見がありました。これから日々のニュースをみる視点が変わりそうです。
家計を分析する
後半では、自身の家の会計を講義で学んだCS,BSを用いて分析しました。収支を書き出してみると大きな発見がたくさん!収支のバランスがあってなかったり、細かい点を把握していなかったり。でもこのBSで整理することで今後の貯蓄や投資計画がより明確になりました。目指すべき生活や理想の貯蓄額を設定し、運用していくことで今後の生活が豊かになりそうです。
終わりに
復帰後は、必ず今の部署に戻れると限られない、という声をたくさん聞きます。復帰後、ワーママとして幅広いキャリアを築いていくその時に「私、少し財務分析できます!」は今後大きな武器になるのではないでしょうか。自社の経営戦略がどのように数字に表れるかを押さえおくと、経営者の視点が得られ、自身の日常業務への取り組み方もよい方向に変化できそうです。 変化が激しい時代だからこそ、先を見通す力が必要。財務分析の観点を知ることで視座が高くなり、視野が広がり変化に対応できる人材になれる!そう感じることのできる講義内容でした。