講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。
今回は、12月12日に開催した、「連続講座『人材マネジメント~個を活かす『分化』と『承認』~『承認』とモチベーション」をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。
講座概要
講座名:
第30回講座「連続講座『人材マネジメント~個を活かす『分化』と『承認』~ 『承認』とモチベーション」
日時:
2017/12/12 (火) 10:30~12:40
講師:
太田 肇 (おおた はじめ)先生
同志社大学 教授
講座レポート
第30回目の講座は、太田 肇先生による「連続講座『人材マネジメント~個を活かす『分化』と『承認』~ 12月2回目『承認』とモチベーション」でした。
今回は年に一度の連続講座の2回目。有名著書を多数執筆されており組織論の第一人者である同志社大学の太田肇教授に引き続きご登壇いただきました。前回遠隔で受講したチームも集結し受講者数も今年度最多!今回も開始前から熱気あふれる会場でした。
グループワーク発表
連続講座では、1回目と2回目の間に中間グループワークを設けており、今回はその発表から講座はスタート。そこはガチママたち、独自にイラストを書き分かりやすくまとめたり、寸劇による発表があったりとグループ毎に工夫があり、冒頭から会場は大盛り上がり。前回学んだ、「分化」をすることにより組織課題を解決する提案内容もあり、興味深いものでした。
「承認」とモチベーションの関係
講義では、本講座のテーマである「承認」とモチベーションの関係について、研究調査による結果も交えてお話いただき、人をモチベートするにはどうしたらいいのか、を学んでいきました。
役割を決める際は、与えるのではなく自分で選ばせること。また、「人知れず苦労している」状態をなくすため、仕事を見える化し、周囲の人にもわかる状態にすること、など復帰後すぐに活かせる内容が多く、こどもを抱っこしながらもメモを取る手が止まりませんでした。 これは、復帰後の組織内ではもちろん、家庭やさまざまな活動(PTAなども)においても活かせる内容で、大変興味深いものでした。また、先生が行われた調査結果から、いかに「承認」が人のモチベーションを左右するかを痛感しました。講義は、「承認」からさらに「褒める」効果についてと拡がり、効果的な褒め方についてのお話でも、組織課題解決のみならず、こどもと日々接している育休ママたちに取っては子育てにも活かせるエッセンスが盛りだくさんの講義でした。
講義後の質疑応答では、参加者からは具体的な個々が所属する組織における課題についてや、復帰後まもない受講者から今直面している課題に対する質問があり、先生からの的確で経験に基づいたご回答はとても納得させられる内容で、受講者も自らの復帰後の状況に置き換え活かしていけることが大いに期待できるものでした。「分化」の第一歩は、自分の仕事を分化(見える化)することから、というお話が印象的でした。
終わりに
2回に渡り学んだ人材マネジメント講座、中間グループワークにより受講生同士の交流も更に深まり、学びの多いとても充実した連続講座となりました。