「私のキャリア、このままで良いのかな?自分らしい生き方って何だろう?」
子育てを通して自分と向き合う中で、こんな悩みを抱える方も少なくないのではないでしょうか。
母になってとても幸せ。
でも、これをきっかけに、自分の生き方について見つめ直したいー。
そんな声に応えるべく立ち上げられたのが、「LIFE SHIFT CHALLENGE」。
今回は、様々な想いを抱えて参加したメンバーたちにとっての「LIFE SHIFT CHALLENGE」をご紹介します。
今回は、Sayakaさんです。
彼女の等身大の姿/変化をブログから感じてみて下さい。
時代に合わせてライフシフトするには?
「いい大学に入って、いい会社に就職して、いい人と結婚して、出産して子どもを育てる。これが人生の正解。」
私はこんな価値観で育った。
両親の教育方針が間違っていたわけではない。むしろ、正しかった。
そのおかげで、私は数々のいい思いをしてきたのだから。
ただし、時代は昭和、平成、令和と大きく変換していく。昭和の親の価値観は、少しずつ今の時代とそぐわなくなる。
親になった私は、自分の子どもをどのような価値観で育てるのか、また、自分自身のキャリアはこれからどう描いていくのか。
自分の生き方(ライフ)は、時代に合わせて移行(シフト)しなければならない。
時代に振り回されるのではなく、しっかりとその時代を生き抜きたい。
そのための知恵が欲しかった。
学校でも会社でも教えてくれない。友達に聞いても分からない。
ライフシフトチャレンジでは教えてもらえるのだろうか?
正解がないという答え
ライフシフトチャレンジに参加すれば、誰でも自分のキャリアが明確になり、ライフシフトできるのか?
それは分からない。
私が言えることは、「ライフシフトチャレンジというプログラムを通して、主体的に考え、主体的に学び、主体的に取組むことによって、その人だけに見えてくるものがある」ということだ。
ライフシフトチャレンジでは、ライフシフトするにあたって必要なリソースやマインド、フィールドは十分与えてくれるが、それを自分のものにできるかどうかは本人の取り組み次第である。
また、ライフシフトというのは、短期間で結果が出るものではなく、一生かけてやっていくものだ。
ライフシフトチャレンジでははじめのエンジンをかけるところまではサポートしてくれるが、その後は自走していく必要がある。
私自身、エンジンはかかったけれど、自走できるかどうかはこれからだ。
正解を求めず、自分の中の答えをじっくりと探していきたい。
数年後、振り返った時に、まさにライフシフトチャレンジが私のライフシフトの転換期だったと言えたらいいなと思っている。
※注意※ライフシフトチャレンジが終了した後も、自走するフィールドとしての子連れMBAの会員サービスがあり、そういう意味でのサポートは続く。
ライフシフトチャレンジで見えてきたもの
①自己理解
まず自己理解。
自分のことなのに自分のことが一番分かっていない。人間そんなもんだと思う。
しかし、ライフシフトチャレンジではここを逃さない。
徹底的にセルフライティングさせて、メンタリングもつけて、自分と向き合わせる。
セルフライティングの技法は丁寧に教えてくれるし、メンタリングのサポートも手厚かった。
育休中に隔週で週に2回子どもを寝かしつけて22:30から始まるメンタリングは、とにかく本気でやった。
これは仲間も本気だったからこそできたのだと思う。
仲間は「自分だけではわからなかった自分」を掘り出そうとしてくれて、仕事や家庭だけでなく人生全体で「最高の自分になる」とはどういうことなのか一緒に考えてくれた。
世間体や常識に捕らわれず、自分のバリアを壊して、何が好きで、何が得意で、何が自分にとって大事なのか、何回も何回も考えた。堂々巡りになった時、仲間がいたから頑張れた。
今ではそのおかげもあって、「私は、真面目で優しい子なんだな」と自分で自分を認めることができるようになったし、今までは自信がなくて言えなかったけれど、「ゼロから1を生み出すような創造的な仕事がしたい」と発言できるようになった。
復職後はなんとなく会社で管理職を目指せばいいと思っていたけれど、今は、管理職になるかならないかより、自分の強みを活かし、また、チームメンバーの強みも活かし、チームで価値のある仕事を創造していくことが自分のやりたい仕事だと思っている。
復職後の仕事観も具体的、かつ、現実的なものに変わった。
正解を求めた生き方や働き方をするのではなく、答えは自分の中にあるのだ。
②仲間
ライフシフトには仲間が重要であり必要であると実感した。
友達でも同僚でもない、サードプレイスの仲間だ。
同じ志を持って利害関係なしに熱く議論できる仲間。
この仲間をなくしてライフシフトはありえない。
自己理解を進めるにあたっても、はやり仲間の存在が必要だった。
完全フルリモートのオンライン上で信頼できる仲間ができるのか不安だったが、その不安は1か月を経過する頃には自然と消えていた。
オンライン上で交わされる会話の質、一人ひとりを認め合うコメント。
今までの人生の延長線上では出会えなかった職種や経歴をもつ尊敬できる仲間に出会えた。
一生の仲間とつながれたことに本当に感謝している。
③新しい挑戦へのオープンなマインド
新しい挑戦へのオープンなマインド。
これは、口でいうのは簡単だが、挑戦を行動に移すことは本当に難しい。
ライフシフトチャレンジは、「根性論」ではなく「理論」と「実践」で挑戦へ向かわせてくれる。
例えば、「ブリコラージュ」という考え方や「エフェクチュエーション」という考え方など、企業に勤めていては知れないような最先端の起業家の思考法や行動特性などを「理論」として教えてもらった。有名大学の教授から教わる講義は本当に目から鱗で刺激的だった。
そして、「実践」としては、小さなチャレンジへ挑戦する機会(チャレンジプロジェクト)を与えてくれた。
私は、もともとハーブインストラクターの資格をもっており、いつか副業でハーブのお教室をしてみたいと思っていたので、チャレンジプロジェクトではハーブの講座を開くことに挑戦してみたのだが、意外な結論が待っていた。
それは、ハーブの講義資料を作っていくうちに、ハーブを通して自分が何を求めていたのか考えるようになり、それを考えている時間の方が楽しくなっていったのだ。
自分が本当に求めるもの。
それは人にハーブを教えることではなく、ハーブを通して、心も身体も健康になって幸せに生きることだと気が付いた。
だから、ハーブにとらわれず、人が幸せになるためにはどうすればいいのか考えて、また仲間を巻き込んでみようと思っている。
そして、まさにこれが「理論」で学んだ、ブリコラージュであり、エフェクチュエーションなのかもしれない。
ライフシフトチャレンジを終えるにあたり
あと2週間程度でライフシフトチャレンジは終わる。
清々しいほどの達成感とほんの少しの寂しさが入り混じる。
赤ちゃんを抱えながら、ここまで自分と向き合い、学ぼうとする意味があるのかわからなくなった時もあったが、本当にライフシフトチャレンジに参加してよかったと思っている。
「ライフをシフトさせる。」大がかりなことはできなくても、小さな一歩をとめないことで人生は変えられる。
立ち止まることがあっても、そこで仲間に助けを求め、仲間と一緒にまた歩き出せばいい。
子どもがいるからと諦めるのではなく、子どもと一緒にどうやったらできるのか考える。
「意識高いね」と笑われてもいい。
仕事も家庭も人生は、自分がやりたいことをやれるだけやってみる。
さぁ一歩踏み出そう。幸せに生きていくために。
PROFILE
Sayaka/ライフシフトチャレンジ1期生
食品メーカー人事/第一子育休中、ライフシフトチャレンジに参加。
今後も「ライフシフトチャレンジ」の参加メンバーによるブログを更新していきます。 お楽しみに!
*下記タグ「短期集中プログラムLIFE SHIFT」をクリックすると、参加メンバーのブログを一覧でご確認いただけます。