もともと2015年より「育休中のリスキリング」から始まった子連れMBA® では、「育休中リスキリング」発言についてチャットでの意見交換に加え、zoom対話会が立ち上がりました。ここでのワーキングマザーの意見をもとに、育休中リスキリングの先駆けの団体である子連れMBA®の現在の考えとして、ご参考いただければと思います。
私たちは経済成長のための道具なのか?
「リスキリングの背景には、新しいスキルを学んで社会を発展させようという背景を感じる。」
「経済成長は手段であって(もはや手段でもないかも?)、自分の人生を豊かに生きたい。」
「そして、豊かに生きられる社会を次の世代につなぎたい。」というようなコメントがでました。
リスキリングが本当に必要なのか?
世間で言われる「リスキリング」は、「DX人材になるためにITを学ぶ」というように、時代変化に追いつくために、足らないものをスキルを補うという意味合いが強いでしょう。子連れMBA®が2015にスタートしたきっかけも、過酷な女性の復職後のために育休中に経営学を学ぶという「足し算のリスキリング」でした。
しかし、コロナ禍で良質なコンテンツが充実したこともあり、知識を学ぶことはそこまで難しいものではなくなりました。そんな今、子連れMBA®が注力しているのが「引き出すリスキリング」です。
特にほとんどの会社員にとっては、やみくもに学ぶ前に、まずは「引き出すリスキリング」が大切ではないかと考えています。
キャリアのお手本もない今、これからは自分で道を開く時代です。まずは職場でも家庭でもない、利害関係の仲間と交わることで、自分のコアとなる価値観を見出だし、時には自分の価値観がガラリと変わることを経験することで、チェンジし続けられる体質を身につける。これこそが新しい時代を行きていく糧になると考えます。
好きなものを選べる社会をつくりたい!
子連れMBA®は、全くの有志で畝井していることもあり、「そもそも、育休中にリスキリングするもしないも、誰かに強制や期待されるのではなく、個人が自由に選べるのが一番」だと考えます。
これが流行りそうだからと世間にあわせたり、将来の収入が心配だからと恐怖に囚われたりすることなく、全ての人が、自分が心からワクワクする事に取り組み、豊かな日々を味わえる。そんな社会が最高だと考えています。
私たちは、誰もが自由に選択できる、生きていてよかったと感じられる社会を次世代につなぐためにも、できる限りチェンジを起こしていきたいと思っています。