子連れMBA®「子育て世代から多様性豊かな社会に!」という想いをこめた5月20日記念子連れの日®に際し、OTAGAISAMA(おたがいさま)を世界に広げる活動を行っております。(2022年子連れの日®の特設サイトはこちら)
この「おたがいさま」について、392名を対象に意識調査を行った結果をお知らせします。
※本調査は、子連れMBA®の関連機関でマーケティング支援を行う、子連れLAB(子連れMBAの関連期間)が調査設計・分析を行いました。
■調査概要
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2022年4月20日~5月8日
・調査対象:10~60代の男女
・有効回答数:392サンプル
■結果概要
過去は「人に迷惑をかけてはいけない」というような考えであったが、現在は(迷惑をかけるのはある程度仕方がないのでむしろ)「困った人がいたら助け合おう」という「おたがいさま」の考えへと変わっている人が多いことがわかりました。
結果、過去は、親や学校などからおしえられるなどして「人に迷惑をかけてはいけない」という価値観を持っていた人が68%に対し、「困った人がいたら助けよう」が18%だったのが、現在では「迷惑をかけてはいけない」が25%、「困った人がいたら助けよう」が58%と「困った人がいたら助けよう」という価値観が過去に比べ高くなっていることがわかりました。さらにこの先広まってほしい価値観も「困った人がいたら助けよう」が80%と、「おたがいさま」がさらに広まってほしいと感じている人が多いことがわかりました。(図1.)
図1.
また年代別にみると、30~50代では過去の幼少期や学生時代の価値観として「迷惑をかけてはいけない」がそれぞれ約75%、「困った人がいたら助けよう」がそれぞれ約10%だったのに対して、10代は「迷惑をかけてはいけない」が51%、「困った人がいたら助けよう」が39%でした。30~50代の幼少期/学生時代は「人に迷惑をかけてはいけない」というような風潮があったのに対し、今の若年層では「助けあう」という風潮の中で幼少期/学生時代を過ごしてきたことが推測されます。
加えて、普段の生活の中でお互いさまを意識している人が全体の94%を占めていたこと(※図2)、自由回答(※表1)からも現在はお互いさまの風潮になってきていることが伺えました。
※図2.普段「お互いさま」を意識すること
※表1.「お互いさま」を意識するエピソード(自由回答)
Q.普段の生活の中で「お互いさま」を意識する具体的なエピソードがあればおしえてください。「地域・コミュニティのお互いさま」、「働き方・働く場のお互いさま」、「パートナー間のお互いさま」、「子どもに関するお互いさま」、「世代を超えたお互いさま 」など、どのような場面のエピソードでも結構です。ご自由にお書きください。
(n=392)
価値観が変化したきっかけとしては、「仕事」が49%、「出産・子育て」が36.3%、「親や学校におしえられて」が27%、「結婚」が17%、「新型コロナウイルス」が12%が上位にあがっていました。
子育ては「お互いさま」に気づかされることが多く、子育て世代が集まる子連れMBA®から「お互いさま」をさらに広め、「おたがいさま」を広めて明るい未来をつくっていきたいと考えています。