”半径5mからチェンジを起こす”をモットーに活動する子連れMBA®では、有志メンバーが甲南大学経営学教授でもある奥野明子理事の指導の下、お仕事と子育てをしながら3年間かけて論文を書き上げました!
▼論文PDFはこちらからダウンロードできます▼
https://konan-u.repo.nii.ac.jp/records/2000197
この3年にわたる論文発表イベントについてレポートと動画をお届けします。
***
先日ノーベル経済学賞を史上初の女性単独受賞となった米ハーバード大学のクラウディア・ゴールディン教授が記憶に新しい😌
歴史から見る男女間格差を多様な資料を駆使して長期の時系列データを整備し「客観的に」「論理的に」示したことが受賞の理由とか。🧐
女性の働き方が「学術的な」分野として研究されノーベル賞まで受賞したとの事はすごいことで、もっとメディアが報道してもいいと思うけれど、いまひとつ盛り上がりに欠ける感じがするのは私だけ?😅
「学術的」というのがミソで「女性」「働き方」「子供」と言うキーワードが絡むと、様々なバイアスがかかった憶測や個人の意見、よくわからない代理戦争までが発生し、しばしば関係ないところに意見が飛び火し論点がずれてしまうことがある。😰
今回子連れMBAで当事者である人たちが当事者であると言うことを一度置いて論文に取り組んだということはそれだけでも凄いことだと思う。😳😳😳😳
「なんとなくそうだろう」と感じていることを客観的に分析して言語化すること。🤔
それは自分を主語にして「自分が正しい」と思う方向」に相手を言い負かそうとするより、結局は近道なのだなと思った。
前置きが長くなったけれど、論文の中の東京と大阪でワーキングマザーの働きやすさの違いという観点は痛快。🤣🤣🤣🤣
大阪は大阪のおばちゃん的な優しさが働きやすいと感じることがある反面、過剰配慮になったり、「おかん」のイメージが伝統的母親のあるべき像につながっている可能性がある。😅東京は冷たいと言う印象あるけれど(これも関西人のバイアスです😅)祖父母など助けてくれる人がいない人が少ない人が多い中、必要な保育サービスが生まれ「自己決定」することで働きやすさを生んでいる。😉
客観的な事実分析(実証主義)と自分はどう考えるかと言う(解釈主義)は両輪であると言う奥野先生の言葉が印象的だった。😍
あと面白いと思ったのは銀行の取り付け騒ぎ事例で、これ自体はネガティブな事例なんだけれど、
多くの人がそう思ったら、その時は「事実」でなかったことが本当に「事実」になると言うこと。😎
子連れにとっての「働きやすさ」は規定の「事実」である。それが私たちが後世に残していけるギフト🎁なのかもしれない。
Written by Hitomi (子連れMBA®メンバー)
****
子連れMBA®は、働くは自己表現(MBA: Makers of Business Art) をかかげる、子育て世代(ワーママ・ワーパパ)の集うラーニングコミュニティです。今回の論文執筆プロジェクトからイベントまで、全てコミュニティメンバーが企画・運営しております。
論文プロジェクト第2弾も計画中ですので、論文執筆にご興味のあるみなさんも、仕事も子育ても思いっきり楽しみたいワーキングマザー・ファーザーのみなさんも、ぜひコミュニティメンバーにご参加ください!
【募集中】子連れMBA®ラーニングコミュニティメンバーについて 〜育休中も復職後も!ワーママもワーパパも!
【子連れMBAゼミ公開トーク】
働きやすさのカギは自己決定だった! ワーママ論文PJの舞台裏
2024/11/4(土) 14:00~15:30
13:45 開場 ※会場/オンラインともに
14:00 イベント開始
15:30 終了
プログラム内容
・論文の背景: 問題意識・調査方法の概要
・論文発表: 大阪と東京のワーキングマザーの働きやすさの違い
・論文執筆の振り返り: 執筆プロセスの紹介、論文の魅力、MBAと経営学の違いの考察
参加費
無料(会場参加/オンライン配信)
※会場費補填のためにカンパ(寄付)を募集しています。当日/事前でもお気軽にお願いします
定員
会場参加:20名※先着順
開催場所
大阪公立大学文化交流センター/Youtubeにてオンライン配信
※リアル・オンライン同時開催予定
※YoutubeのURLは当日までにお送りいたします。
■リアル会場
大阪公立大学文化交流センター
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
登壇者紹介
奥野 明子(おくの あきこ)
甲南大学 経営学部 教授
大阪市立大学大学院、博士(経営学)。大阪経済法科大学講師、帝塚山大学准教授などを経て2012年より現職。目標管理を中心とした人事評価の研究に取り組み、近年では自らの経験をもとに産休・育休からの復職者の人事評価の研究を行う。中・高校生二児の母親業との兼業。子連れMBAを運営する一般社団法人ぷちでガチ理事。
登壇実績他:
芦屋市男女共同参画推進審議会 会長
西宮市男女共同参画推進委員会 委員長
21世紀職業財団、新潟県女性財団、しまね女性センター、横浜市地域ダイバーシティ in 横浜など行政等でも多数登壇
関西経済同友会グローバル適塾講師(〜2022.3)
論文執筆メンバー(参加予定)
山本紗矢香(やまもとさやか)
大澤祐子(おおさわゆうこ)
福田美甫(ふくだみほ)
児玉知香(こだまともか)
園尾京子(そのおきょうこ)
主催:子連れMBA Powered by一般社団法人ぷちでガチ
共催:甲南大学BI研究所
子連れMBAはアクティブラーニングを推奨しています!
「アクティブラーニング」とは、
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称
昨今では文科省も新たな教育の理論モデルとして検討を進めているそうです。
では、「能動的な学習」とはどういうものか?
こちらは、“ラーニングピラミッド” をご紹介したいと思います!
アメリカ国立訓練研究所の研究によると、学習方法と平均学習定着率の関係は「ラーニングピラミッド」という図で表すことができます。
「アクティブラーニング」は、ピラミッドでいうと、学習定着率が高い、下層部3つ「グループ討論、自ら体験する、他の人に教える」を指します。
このピラミッドを見てもらうとわかるように、インプットって、受身であればあるほど、自分の中に定着することは難しいんです。
それを踏まえて、子連れMBAのイベントでは、講師からただ話を聴くだけでなく、課題に取り組み、さらにはワーク会で参加者同士グループディスカッションをすることで、学んだことを自分の中に定着させれるような仕組みを用意しております!
今時、YouTube でなんでも勉強できますし、オンラインで学べるサービスはたくさんあります。
でも、学習時間が限られている私たち子育て世代は、「アクティブラーニング」でより効率良く学習内容を身につけることができるので、ぜひMBA講座ご活用ください!!