講座＆イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、当日の様子や講義内容をお伝えします。
今回は、1月14日と1月21日、2日間にわたり開催した、「明日からの行動が変わる！半径5mから実践するイノベーション」をレポート！
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。
講座概要
講座名：
明日からの行動が変わる！半径5mから実践するイノベーション講座
日時：
①事前講義（動画視聴）
②ワーク会：2022/1/14 (金) 12:05～12:55
③オンライン講義：2022/1/21 (金) 12:05～12:55
（いずれもオンライン開催）
講師：
宮尾 学（みやお まなぶ） 先生
神戸大学大学院 経営学研究科 准教授
講座レポート
第75回目の講座は、神戸大学大学院 経営学研究科 准教授の宮尾学先生にご登壇いただきました。
子連れMBA®︎講座は「インプット」と「アウトプット」と「交流」の3セット構成。
「インプット」では、e‐ラーニング講義を各自受講しました。先生に子連れMBA®︎のため15～20分の動画を4本ご用意いただき、忙しいワーママが隙間時間にも勉強できるよう環境を整えました。
「アウトプット」と「交流」の場としては、1月14日のワーク会でそれぞれが考えてきた課題をシェアして多様な意見を取り入れてアップデート。
1月21日の講義で先生から課題解説と質疑応答をしていただきました。
育児や育児をしながら働くという経験を通して、新たな価値観が備わった私たち子育て世代。その価値観から見えてきたものに対し、「自分がイノベーションを起こし、より良く変えることができる」と考えを巡らせる良い機会となりました。
誰でもイノベーションは起こせる！
イノベーションとは「画期的な商品・サービスを生み出すこと」と考えていましたが、事前動画を見て考えを改めました。
日々仕事や生活をする上で感じているちょっとした問題に対して、何か新しいアイデアを組み合わせ変化させて実践すれば、それはイノベーションと言えると学び、イノベーションがぐっと身近になりました。
また、イノベーションの背後には価値観の変化が大事な役割を果たしていること、価値観が変わるからこその難しさ、イノベーションを起こすための3つの行動を学びました。
ひとつひとつの行動で考えればイノベーションを起こすハードルを越えていけそうです。
職場でイノベーションを起こそう！
事前動画でしっかりと学んだあと、課題に取り組みました。
課題は「職場においてあなたが変えたいと思うこと」を挙げ、事前動画で学んだイノベーションを起こす3つの行動を具体的に考えます。
ワーク会は3人1グループとなり、検討してきた課題の回答を共有し、フィードバックし合いました。
事前講義の内容で、イノベーションを起こすためのポイントの１つが「多様性」を取り入れることだったのですが、まさに自分一人では出てこない視点やアイデアをたくさん頂くことができ、「多様性ってやっぱり大事」を体感することができました。
そして何より、他の参加者が変えたいと思っていることも共感できるものばかり！
モヤモヤしているのは自分だけではない、課題認識を皆で共有すれば、もっと大きな力になるなと思えました！
新たな価値観を持つワーママだからこそ学んで良かったイノベーション
講義では取り組んだ課題や質問に対して、先生からフィードバックをいただきました。
私は育休から復職した後、会社に不満を持つことが増えました。
しかし、時間等に制約がある自分が我慢をしなければいけないという思いを持っていました。
今回の講座を受けて、自分も小さなイノベーションを起こすことができるのではないかと考えられるようになりました。
また、先生のお話の中で、「他国と比べて日本人は大きな変化がないとイノベーションと認めない傾向がある。ちょっとした工夫（イノベーション）であっても褒め合うような社会になっていけば良いな」という言葉が印象に残りました。
先生の言葉通りに皆が小さなイノベーションを褒めあうようになれば、どんな立場の人でも身近なところから小さなイノベーションを起こしやすくなり、小さなイノベーションがたくさん生まれ、その中で大きなイノベーションも起きていく、そんな好循環になればいいなと私も感じました。
今回の講座で、私たちはイノベーションを起こすための行動を学びました。
育児や育児をしながら働く経験を通じて新たな価値観を得た私たち。古い価値観を持つ会社や社会に対して不満や違和感を持つことも多くあります。
先生からの「承認を得るより許しを得ることの方が簡単」という言葉を勇気に変えて、不満や違和感を諦めるのではなく、身近なところからイノベーションを起こしていきたいと思います。
