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もう自分と向き合うことから逃げない/きょろ

「私のキャリア、このままで良いのかな?自分らしい生き方って何だろう?」
子育てを通して自分と向き合う中で、こんな悩みを抱える方も少なくないのではないでしょうか。

母になってとても幸せ。
でも、これをきっかけに、自分の生き方について見つめ直したいー。
そんな声に応えるべく立ち上げられたのが、「LIFE SHIFT CHALLENGE」。

今回は、様々な想いを抱えて参加したメンバーたちにとっての「LIFE SHIFT CHALLENGE」をご紹介します。

今回は、きょろさんです。
彼女の等身大の姿/変化をブログから感じてみて下さい。

 

私がライフシフトチャレンジに参加して得られたもの

 

私がライフシフトチャレンジ1期に参加して感じたことを書きます。
少し捻くれた思考や気弱な性格も、飾らない言葉で私の変化をお伝えします。

 

 

正直好きじゃなったキャリアという言葉

 

書籍LIFESHIFTを読んだのは、結婚を機に転職活動をしていた2018年です。
職種や働き方を選ぶ上で、大きな影響を受けました。

「やっぱりプライベート重視で権限の小さい仕事をするより、10年後もなくならない価値の高い仕事をしよう!」と思えたのです。

一方で、キャリアやキャリアプランという言葉には苦手意識がありました。

大学時代のインターンシップで無理やりおばあちゃんになるまでのキャリアステップを書かされたときに、不確定な未来に対してあまりに少ない情報で机上の空論を書き連ねる違和感に耐えられなかったためです。

育休に入り、育休コミュニティを探す中でこの感覚は増幅しました。

キャリアという言葉をそこかしこのイベントや雑談で聞くようになり、同質性を嫌う天邪鬼な性格が災いして逆張りしたくなってしまったためです・・・

しかし、転職後私が選んだ仕事は人事。キャリアという言葉が嫌いなんて言っていられない!と自分を実験台に勉強だと思って体験してみようと思い立ち、ライフシフトチャレンジへの参加を決めました。

 

 

ライフシフトチャレンジに期待したこと

 

一参加者としてプログラムに期待したことが2つありました。
まずは仕事を通じて得られた経験の棚卸をすること、そして自分の得意なことを見つけること。

自分のスキルや性質になかなか自信が持てず、思い切った行動を取れない自分を変えたいと思ったからです。
転職後、淡々とした性格の私は、優秀で熱意ある仲間たちに気圧されてこの先活躍する自分を想像できなくなっていました。

それを打開する糸口を見つけたい。
自分を振り返る時間を後回しにするのはもうやめだ!と心に決め、3か月間このプログラムを最優先にして真剣に取組むことにしました。

ちょうどプログラムが終われば復職するというタイミングだったので、助走期間としては持ってこいでした。

 

 

始まってからぶつかる壁と、自分との闘い

 

感情の嵐を前にあたふたする1か月目

拳を握り締めて参加したライフシフトチャレンジですが、試練は序盤に訪れます。

最初のひと月は自分の感情と向き合うメニューでした。

そこで掴みだされるのは、醜い嫉妬心・パートナーへのイライラ・至らない自分への嫌悪感・・・。
控え目にいっても最悪な、無意識に自分を叱って隠していた感情でした。

下がり続ける自己肯定感。日々の言葉もネガティブなものが増えてしまい、また自己嫌悪。

一緒に走っていた仲間がいなかったらどうなっていたか!
全員がワークに取組み、掛け合うコメントを見て、気持ちを切り替えたり視点を変えたりできたのです。

メンタリング(*1)メンバーにも助けられました。
ネガティブな感情になることは悪くない、「自分は今怒っているんだな」と客観的に認識して、冷静に行動すればよいだけだと心から思えたのは、メンバーの言葉があったからです。


*1 メンタリング:
自己啓発法の一つ。指導する側をメンター、指導される側をメンティーと呼び、メンターとメンティーが対話を重ねる中で、メンティー本人が自身の中にある気づきを得る手法。

 

仕事感覚でこなし始めた2か月目

やっと感情の嵐を抜けた時に現れたのは怠け心でした。

2か月目の中頃、毎日出されるワークをこなすことが目的になり、ワークをチャチャっと終わらせてしまっている自分に気づいたのです。100%を目指さずに70%で数をこなす仕事の癖がこんなところに現れるとは!

立ち止まってみれば、自分のことが見えるようになってきた感覚がなく、時間だけ過ぎている状態でした。
好きなこと・得意なこと・価値観という3つの柱がどれも霞を掴むように捉えられない。

他の参加者がトンネルを抜けたようにさっぱりしている横で、焦りが募ります。

ワークをその日のうちにこなせなくてもいいから、一つ一つ丁寧に向き合おう。いや、もういっそのこと最初からやり直そう!と決めて、一時保育に子どもを預けてじっくり自分と向き合う時間をとりました。

 

 

やっと見えた得意と今後の方向性

 

人と比べてまだまだだっていい

3か月目になると、資質発見ツールであるストレングスファインダー(*2)で「問題解決」「あらゆる人の受容」「人の個性への着目」という特性があると診断されたことが、自分の過去と紐づけられていきました。

問題がある環境ほど燃える習性や、上司に「誰とでもチームを組ませられるから助かる」と言われたこと、人のいいところを見られるところなど。

ツールの結果をみるだけでは「ふーん」で終わってしまいますが、仲間との対話やワークを通じてストンと心に落ちる感覚がありました。

人と比べたらまだレベルが低いかもしれないけれど、仲間が私の強みに太鼓判を押してくれるのだもの、信じて育ててみようと前向きに考えを改められたのです。

*2 ストレングスファインダー:
米ギャラップ社が提供している「クリフトンストレングス・テスト」のこと。プログラム内で診断を推奨している受験者の資質や才能(強みの元)を測る診断テスト。

 

 私が進みたい道は?

ぼんやりしていた価値観も見えてきました。

母子家庭であっても幼少期に寂しい思いをせずに済んだのは、母の職場が子育てに理解があったから。
その原体験があるから、私も身近な人を大切にすることにこだわりがあります。

誰もが身近な人を大切にしながら働く、一見簡単そうなことが、まだ日本中の職場で実現できていない現実がある。

それならば、人事という仕事を通じて私が解決したい。

今の自分の職業選択は間違えていないし、復職したらこの視点を持って会社や社員と向き合ってみようとワクワクしました。

相変わらずキャリアプランは見えていませんが(笑)、今後私の道筋を照らす灯台が見えた心地がしています。

 

 

まとめ

 

私がライフシフトチャレンジを終えて着地した答えは、他の方にはシンプルすぎてレベルが低く見えたり、曖昧で答えになっていないように見えたりするかもしれません。

しかし、私にとっては大きな第一歩

仲間との交流を通して上がった自己肯定感や、自分の29年間を見つめなおしたプロセスと共に大切な宝です。復職した今、このブログを書いていますが、間違いなく育休中最も意義があった経験でした。

今後も自分と向き合う歩みを止めることなく、定期的にセルフライフシフトチャレンジをして変身し続けたいと思います。

 

PROFILE

きょろ/ライフシフトチャレンジ1期生

神戸出身、一児の母。新卒で東京のコンサルティング会社に就職し、業務改革や新規事業企画プロジェクトに従事。結婚を機に京都に転居・転職。唯一の人事社員として東奔西走の日々を過ごしたのち、育休を取得。育休中を、仕事から離れて新たな知識とスキルを得られる絶好の機会と捉えて子連れMBAの運営に参加し、ライフシフトチャレンジに出会う。

 


今後も「ライフシフトチャレンジ」の参加メンバーによるブログを更新していきます。 お楽しみに!

*下記タグ「短期集中プログラムLIFE SHIFT」をクリックすると、参加メンバーのブログを一覧でご確認いただけます。

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