講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。
今回は、4月16日と4月23日の2日間にわたり開催した、「ニューノーマルの時代を生き抜く武器!「問う力」講座」をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください
講座概要
講座名:
第66回講座「ニューノーマルの時代を生き抜く武器!「問う力」講座」
~2days 集中講座~
日時:
①2021/4/16 (金) 12:05~12:55
②2021/4/23 (金) 12:05~12:55
(オンライン講座)
講師:井澤 友郭 (いざわ ともひろ)先生
こども国連環境会議推進協会 事務局長
講座レポート
第66回目の講座は、井澤 友郭先生による「ニューノーマルの時代を生き抜く武器!「問う力」講座」でした。
変化が著しい現代では、正解を覚えて実践するのではなく、常に最善策を問い続けることが重要です。今回はこども国連環境会議推進協会 事務局長 井澤友郭先生にご登壇いただき、「問う力」を身に着けるためのステップをレクチャーしていただきました。普段のコミュニケーションが実はNG例であることも多く、参加者が自身の行動を振り返ることができ、発見の多い講座となりました。
あなたの問いは、問いとして成立していますか?
「あと何回言ったらわかるの?」
子どもや後輩につい言ってしまいそうなフレーズ(筆者も例に漏れず)。でもこれは井澤先生の定義では問いと呼びません。なぜなら、「相手に答えを求めていないから」です。正直に何回か答えてほしいのではなく、話し手の感情を強調するために問いの形を利用しているだけです。感情が先に出てこの問いを投げてしまい、これでは相手は萎縮してしまいます。他にも先生が挙げてくださった事例は、参加者にとってどれも身に覚えがあるものが多く、私のことだ! と頷きながら聞いている方が多く見られました。
誰に問うかによって、難易度が変わる
1日目は自分の中で考えを深める「1人称の問い」、2日目は相手がいる状況の「2人称の問い」を学びました。相手の人数が増えるほど、難易度が上がるそうです。2人称の問いでは問いかけのフレームワークが登場しました。相手に理解を促そうとして「なんで?」「どうしてそうなってしまったの?」と聞いているつもりでも、受け手は尋問のように感じてしまうことありますよね。そのようにならないための手法を教えていただいたのですが、実際に体験するとなかなか難しいものです。
終わりに
参加者は求める答えを引き出すためにはどのように問いを工夫したらよいか、実践しながら考えることができたようでした。仕事に限らず、プライベートでも活躍する「問う力」。今後は実践あるのみということで、学んだことを他の参加者と共有しつつ、問う力を極める道筋が見つかった講座となりました。
ご案内
過去開催分のレポートも多数ございます。
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