「私のキャリア、このままで良いのかな?自分らしい生き方って何だろう?」
子育てを通して自分と向き合う中で、こんな悩みを抱える方も少なくないのではないでしょうか。
母になってとても幸せ。
でも、これをきっかけに、自分の生き方について見つめ直したいー。
そんな声に応えるべく立ち上げられたのが、「ライフシフトチャレンジ」。
今回は、様々な想いを抱えて参加したメンバーたちの、「ライフシフトチャレンジ中に感じた変化」をご紹介します。
vol.3は、なっちゃんさんです。
彼女の等身大の姿/変化をブログから感じてみて下さい。
自分のことを好きになれなかった
これまでの人生を振り返ると、なぜか私は、ずっと自分のことを好きになれなかった。
学生時代は、ただ与えられたこと―勉強―だけに集中し、例えば部活やサークルなど、人と関わること・好きなことをほとんどしてこなかった。(家族が大好きだったのも大きいけれど)
大学卒業後は、就職して会社員に。
自分がやりたい仕事について考えることもなく、与えられた業務を、淡々とこなしていた。
どの場面もそれなりに頑張ってきたし、どんな選択も自分の意志で行ってきたと自負していたけれど、今思えば、世間でいう「一般的なルート」をただ歩んできただけなのかもしれない。
自分を好きと思えない理由は、正直はっきりと分からない。
でも、もっと本当の意味で頭を使いながら、自分の心が動かされるコト・モノに出会い、「自分で自分の人生を動かしている感覚」がほしい。ということだけは、心のどこかでずっと分かっていた気がする。
ライフシフトチャレンジとの出会い=本当の私との再会
ライフシフトチャレンジに彩られた毎日
ライフシフトチャレンジに出会って、毎日が目まぐるしく変化している。
Facebookグループ( *1)に投稿される記事からは、毎日たくさんの刺激を受けている。
内容は、ストレングスファインダー( *2)やメンタリング( *3)についての記事、自己理解を深めるための参考文献等について。最も大きなポイントは、それが単に紹介されているのではなく、運営の方のフィルターを通した、私たちに刺さる内容が伝えられていることだ。
さらに、これについて感じたことをメンバーそれぞれがコメントし合うことで、他者との考え方の違いを知ることができ、それが自己を理解することにもつながっている。
また、自己理解を深めるためのワークやブログ記事の作成等、アウトプットの機会も定期的に設けられている。
これまで、自分の学習欲に突き動かされてインプットばかりしてきた私にとって、アウトプットはとても難しい。
しかし、自分の思いをきちんと言語化することで、より頭の中がクリアに整理される感覚がある。やはりインプットとアウトプットはセットなんだな…と痛感している。
*1
プロジェクト参加メンバーのためのオンラインコミュニティで、毎日プログラム主催者から当日のタスクが投稿される。
*2 ストレングスファインダー:
米ギャラップ社が提供している「クリフトンストレングス・テスト」のこと。プログラム内で診断を推奨している受験者の資質や才能(強みの元)を測る診断テスト。
*3 メンタリング:
自己啓発法の一つ。指導する側をメンター、指導される側をメンティーと呼び、メンターとメンティーが対話を重ねる中で、メンティー本人が自身の中にある気づきを得る手法。
日常生活にも起きた変化
また、ライフシフトチャレンジに出会ったことで、日常生活でも多くの変化が起こっている。
例えば、朝5時に起きるようになったこと。
ライフシフトチャレンジをやっていると、定期的なワークはもちろん、やりたいことがどんどん出てくる。
例えば、自己理解を深める中で見つけた「本当にやりたいこと」に関する、資格取得の勉強。
また、子連れMBAの講座受講をきっかけに応募して書類選考を通過したビジネスプランのブラッシュアップ…。
これだけアクティブに、自分のやりたいことができるようになったのも、ライフシフトチャレンジのおかげだと思う。
…話を戻すが、これだけやりたいことがあっても、1日は24時間しかない。となると、その24時間をどう使うかを決めることが必要だ。
まず考えたのは自分にとっての優先順位。そもそも、私がこのチャレンジに参加したのは、「家族との時間を第一に生活するため」に「自由な働き方を手に入れたい」と思ったから。
だから、日中子供が起きている時間は子供に集中する、ということを最優先事項にした。
では、子供が寝ている間をうまく活用するには、朝と夜どちらがいいか。私はもともと早起きが得意だったし、朝は集中力や意志力が保ちやすいことから、朝にやりたいことをやると決めた。
朝5時に起床し、子供が起きる8時まで全集中力を注いでやりたいことをやる。そのあとは、子供との時間を思いっきり楽しむことで、自分のやりたいことが全て叶う一日のスケジュールが完成した。
もちろん、早く子供と寝るために、自分の育児負担をストレスのない範囲で増やしたが、こうしたトレードオフの関係を身をもって学べたことも、非常に大きい収穫だった。
睡眠管理のために導入したApple Watch
私を取り戻す感覚
ライフシフトチャレンジ中に感じた変化について聞かれたとしたら、私は「私が私を取り戻す感覚」がある、と表現するだろう。
私はこれまで、「~すべき」「~であるべき」という“べき論”にとらわれて生きてきた。でも当時は、とらわれているという感覚がなかった。これが当たり前だと思っていた。
だからいつしか、自分が本当に好きなこと、やりたいことを選択することがなくなっていた。
でも今は違う。
自己理解を深める中で、自分の好きなこと・得意なこと・価値観が明らかになっていくことで、本当に自分が求めていることに気づくことができた。
またその中で、非常に大きかったのが、ライフシフトチャレンジのメンバーの存在だ。
同じような境遇にいる私たちは、誰よりもお互いのことを理解することができる。
そして何より、「お互いがお互いを受け入れる/受け入れてもらえる」という安心感が、自分を解放するうえでとても大切だったのだ。
せっかくやりたいことを見つけても、誰かの心ない言葉のせいでそれを諦めてしまうことは本当にもったいなく残念なことだ。
私が私を、「怖がらずに」取り戻せたのは、間違いなくこの素晴らしいメンバーがいてこそのことだったと思う。
これまでの人生で、最も苦しく、最も豊かな時間
ライフシフトチャレンジは、正直楽しいことばかりではない。
そもそも自分理解するのは難しいことだし、それをどんどん掘り下げていくのは、時に先の見えない闘いのようになることもある。
また、やりたいことをやると一口に言っても、やはり初めて挑戦することは簡単ではない。
特に私たちは、幼い子をもつ母親だ。そもそもどうやって時間を作るかというところから着手しなければならない。
そこには夫の協力も必要だし、その際はある種の交渉力も必要となってくるだろう。
またそんな時に、“なぜ私だけこんなに色んなことを考えなければならないのだろう?”と苛立つときがあるかもしれない。
でも、それでも私たちには、めざしたい未来がある。
そのつらさは、その未来を引き寄せるために自分の中に起きている変化が、いかに大きなものなのかを表しているのだ。
これまでの人生で、こんなに苦しいのに、こんなに豊かな時間を過ごしているという感覚を味わったことがない。
なんだか、ここからが私の本当の人生のはじまりだ。と勇者のような気持ちになる。
自分の人生にわくわくする日が来るなんて、想像もしていなかったけれど。
私は、この感覚を一人でも多くの人に感じてほしい。
そして、自分らしい未来を切り開く私たちの姿を、子供たちに見せてあげたいと、強く思う。
PROFILE
なっちゃん/ライフシフトチャレンジ0期生
大学卒業後、新卒で大阪の金融機関に就職。ジョブローテーションによって、運用・経営企画・監査部門等を経験。第一子育休中に子連れMBAの運営に参加。その後ライフシフトチャレンジに出会う。
趣味はプリザーブドフラワーやヨガ、お菓子・パン作り等。ライフシフトチャレンジを通じて興味を持った、メンタルオーガナイザーの資格取得に向けて勉強を開始。
今後も「ライフシフトチャレンジ」の参加メンバーによるブログを更新していきます。 お楽しみに!
*下記タグ「短期集中プログラムLIFE SHIFT」をクリックすると、参加メンバーのブログを一覧でご確認いただけます。