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第45回「実学としてのマーケティング」

講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。

今回は、2月12日に開催したマーケティング講座をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。

講座概要

講座名:
第45回「実学としてのマーケティング」

日時:
2019/2/12(火) 10:30~12:30

講師
坂田 隆文(さかた たかふみ)先生
中京大学 総合政策学部 教授

講座レポート


第45回目の講座は、坂田 隆文先生による「実学としてのマーケティング」でした。
 

第45回講座は、初めて名古屋を本会場として開催!
大合唱する子どもたちを自らあやしながら、ユーモアたっぷりに始まった講義の冒頭、先生が提示されたのは「何故マーケティングは使えないのか?」という問い。マーケティングとは、企業がお客様との関係のあり方を考え、実現していく、企業の根幹となる活動。そんな身近な学問にもかかわらず、理論が実践で活きないと言われるのは何故なのでしょうか。

マーケティングが使えない理由とは

 

まず、マーケティング活動を効率的に行う上で基本となるフレームワークの理解が不十分であること。フレームワークを「知っている」だけでなく、日頃から使える引き出しに入れておくことが大切です。講座では代表的なフレームワークの1つであるSTPを例に、実践での活用法を学びました。
一方で、フレームワークだけでは現実のすべてのケースを解決できないこともマーケティングが使えないといわれる所以。決まった枠組みで分析するのは今後AIでもできること。創造性あふれるマーケティングのために私たちに求められるのは、既存のフレームワーク自体を疑い、正解のない答えを自ら導き出すことなのです。

マーケティングを実践で活かすための「複眼思考」

 

知識としてのフレームワークを超えて、それらを活用するために大切なのは複眼思考です。複眼思考とは、常識にとらわれず、柔軟な発想で物事を多面的にとらえること。フレームワークという前提に対し、5つの問い(「本当か?」「何故?」「だからどうした?」「他には?」「何のために?」)で思考し、想像力を発揮して取り得る選択肢を最大化した上で、最適な解を選ぶ力を持つことが重要なのです。


複眼思考を組み合わせ、マーケティングを「わかる」から「できる」にすることができれば、マーケティングはすべてのビジネスにおいて真に活きるのです。

グループワーク


老舗和菓子店のマーケティング戦略を考えるグループワークでは、与えられた情報を基に、次々と施策案が提案され、活発な議論が展開されました。各グループ案がまとまり、ほっとしていたところで、先生からの「議論はきちんとフレームワークを用いて進められましたか?複眼思考で予め示されている現状分析を疑えましたか?」というフィードバックに「ドキっ!!」マーケティングの目的は、表面的なアイディア合戦ではなく、企業とお客様との最適な関係性を実現すること。さっそく、「わかる」を「できる」にすることの難しさと鍛錬の必要性を痛感しました。
受講生からも、マーケティングの本質を考えること、自身で考えることの大切さに改めて気付いたといった声があがりました。


 終わりに


講義を通じて、机上に留まらず社会に開かれた学びの重要性を伝えてくださった坂田先生。「育休を経て、多くの新たな経験・多様な人との交流をしてきたママたちには、復職後に活かせる思考の幅の広がりがある」と復職を控えたママたちを激励してくださいました。

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