講座&イベントレポート記事では、すでに開催済みの講座やイベントについて、運営メンバーが当日の様子や講義内容をレポートをいたします。
今回は、6月9日と6月23日、2日間にわたり開催した、「コロナ禍の時代を切り拓くマーケティング講座~ブリコラージュという新しい考え方を学ぶ 2days 集中講座~」をレポート!
まずは事前知識としてイベントの簡単な概要からご紹介。その後レポートをお楽しみください。
講座概要
講座名:
コロナ禍の時代を切り拓くマーケティング講座
~ブリコラージュという新しい考え方を学ぶ 2days 集中講座~
日時:
①2021/6/9 (水) 12:05~12:55
②2021/6/23 (水) 12:05~12:55
(オンライン開催)
講師:
佐藤 善信(さとう よしのぶ)
関西学院大学 経営戦略研究科 経営戦略専攻 教授
講座レポート
6月講座は、関西学院大学で企業家精神(アントレプレナーシップ)の発現形態(市場機会の発見と実現プロセス)を個々の企業家・起業家のパーソナリティのレベルにまで落とし込み、ケース・スタディ・リサーチ(グランデッド・セオリー)に基づいて研究されている佐藤 善信 教授にご登壇いただきました。
「コロナ禍の時代を切り拓くマーケティング」をテーマに、3人の女性起業家を取り上げ、彼女たちが「ブリコラージュ」という思考法を駆使して成功していく様をケース・スタディを通して学びました。
そして、「ブリコラージュ」が、起業家の思考プロセスである「エフェクチュエーション」や、大企業を中心に取り入れられている目標設定型の逆算的アプローチである「コーゼーション」とはどのような関係性があるのかということを学び、日々奮闘するワーママへの力強いエールとなりました。
3人の女性起業家の人生から、成功要因を探る
文献のキーワードを抽出し、グループ化する『KJ法』というケース分析手法を用いて事前課題と中間課題に各自で取り組みました。
事前課題ではドムドム社長・藤﨑 忍氏のケースを、中間課題ではヌメロトウキョウ編集長・田中 杏子氏と、夢ふぉと創業者・林 さゆり氏のケースを先生が用意してくださり、ワーママである自身の境遇と重なる箇所があり、夢中で課題に取り組みました。
講座当日には各自の課題の結果を発表し、講師が解説・講義をしてくださいました。
時折り混ざるジョークや受講生への励ましの言葉に、45分×2日間の講座はあっという間!
そして2日目の講座には、なんと、林 氏ご本人にもご登壇いただき、直接「起業家の方は、理論を起業にどう取り込む?」「自信をつけるためにはどうしたら?」などと熱心に質問することができました!
ブリコラージュ、エフェクチュエーション、コーゼーションを理解し、人生の舵取りをしよう!
人生の様々な局面を切り分けて、ブリコラージュやエフェクチュエーション、コーゼーションの概念を学びました。また、行動原則としてのプランド・ハプンスタンスやインプロビゼーションについても講義があり、これらはマーケティング戦略の中でも最先端の切り分け方とのことで、育児休暇にあって最先端の学問に触れられる喜びを感じました。
そして、これらはどれも人生を俯瞰してみるのに役立ち、チャンスにどんどん巡り会える、またピンチもチャンスに変換できるようになると力強いエールをいただきました。
終わりに
「起業してるのですが、自分の立ち位置を知ることが出来て励みになった」
「手帳に入れて日々意識するようにします!」
と、いう声が終了後のアンケートから聞くことができ、早速、力になったことが伺えました。
VUCAの時代の新たなマーケティング戦略。
理論を学ぶことが人生の助けとなることを改めて感じた講座でした!
ご案内
過去開催分のレポートも多数ございます。
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